どうもこんにちは、はちです。
今回ご紹介する本は、『アルジャーノンに花束を』です。
この小説の主人公、チャーリー・ゴードン
は知的障がいを持つ男性の物語で、
後に親友になるネズミのアルジャーノン
の賢さに魅了されて、自分もこうなりたい!
と思い、賢くなることだけを夢見て、人間の脳についての実験を受けることになります。
その実験で彼のIQが驚異的に向上し、天才的な才能を発揮するようになるんです。
この小説は、ただの感動物語じゃなくて、主人公チャーリーが知能の向上したことにより、
自身に起こる変化を実に人間らしく描いた作品なんです。
彼は手術後、高い知能を手に入れ
「知識人」としての社会的地位を獲得していくことになります。
ただ、その過程で、
今まで知らなかった現実を目の当たりにしてショックを受け戸惑うことでてきます。
チャーリーの知能が上がり、
今まで家族や、職場の同僚など、周囲の人間から
自分は馬鹿にされていたこと、見下されていたことに気づいてしまう。
それと同時に、
今度は天才になったチャーリー自身が周囲の人間を見下すことになってしまう。
ただ、この変化は障がいに関係なく誰にでも当てはまる。
以下は友人の事例です。
人の事例を自分に置き換えてロールプレイするとおもしろいですよ。
では、見ていきましょう。
実際、これには私自身経験があって、仕事が忙しかった時に、
仕事があまりできない同僚に対して、
なんでこんな簡単な仕事もできないのだろうか?
と疑問に思うこともあったの。
その時には気づかなかったけど、
当時の私は、そんなあまり仕事が出来ない同僚に対して、
ダメな人だなと見下してしまっていたのだと今になって思うよ。
でもこれは逆に
自分に対しても同じ思いをしている人がいるのではないかと思ったの。
この様なことには気づかないまま鈍感だった方が楽なのかもしれないけどね。
この物語を読んで変化していくチャーリーを見て、
自分の過去の行いが恥ずかしくなったわ。
人に対して思いやりを持つことって大切だよね。
年齢的に私は人に教えることが増えてきたので、この小説を読んで、
どんな状況であっても、無意識にでも人を見下したりしないよう心掛けるようにしているの。
この小説はチャーリーが感じる希望と絶望、日々の心の変化、変わっていく人間関係、
唯一の親友であるネズミのアルジャーノンへの思いだったり、
感動や面白さがいっぱい詰まった小説だから、色んな気づきがあると思うんだ!
人間の成長や可能性にも繋がるオススメの一冊だよ!
ここまでが友人の感想です。
誰しもがしてしまう、自分と比べる、あるいは他人と比べる行為です。
よくあることですよね。
そもそもみんな同じくらいの能力があるはずとかあるべきだ!
という思考はどんぐりの背比べ人間を量産する考え方です。
シャア専用ザグ
を目指すべきなのに
量産型ザグ
が良いとされる風潮があることは確かです。
逆にいうと凄くチャンス!
だって、みんな量産型ザグ
なんだから少しでも違うことしたら
すぐに●●専用ザグ
になれますからね。
例えば、ジャンルを絞って関連図書10冊読めば専門家になれます。
そのジャンルに興味ある人に対して、情報資産として売り出せば
ビジネスが成り立ちますよね。
案外、ビジネスってすぐにできるものです。
話がそれてしまったので戻しますね。
友人の凄いところは「思いやりをもつ」大切さに気付いたことです。
なにをするのにも一人でできることって限られてます。
如何に自分の苦手なことはやりたくないですよね。
でも、やらなければ前に進めない。
他人の力を借りる=他人を動かすことが必要。
どうやったら人は力も貸してくれるのか?
それは根底に思いやりがあるかないかです。
相手にお願いするってことは相手の時間を奪うことです。
有限な時間を奪うってかなりのインパクトです。
なので思いやりをもって普段から接していたり
お願いをしないと誰も快く引き受けてくれないですよ。
今回は、『アルジャーノンに花束を』のレビューを
友人の感想を交えて実施しました。
僕はこの本と友人の感想から思いやりの大切さを学びました。
皆さんもロールプレイしていろんな学びを得てくださいね。
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